内容説明
武器商人コリン・トーマスは元米国陸軍情報部の腕利きの謀報員だった。そのトーマスが再び謀報活動に戻らざるをえなくなったのは、昔の同僚パーカーがパリで白昼射殺されたからだった。パーカーは死ぬ間際、『終末の書』という言葉を残していた。よほど重大なことらしい。トーマスは謎を探るべくパーカーの本拠地である西独のケルンへ向かった…。『亡命詩人、雨に消ゆ』でMWA最優秀長編賞を受賞したハラハンが雄大なスケールで描く国際謀略小説の快作。
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