内容説明
５年前、双子の娘を誘拐されたソーンダーズ夫妻のもとへ電話がかかった。待ちに待った犯人からの電話だった。「ティーナ、モリー、今行くからな。パパが行くぞ！」父親ハーブは単身娘たちの救出行へ…。ハーブの妻マギーに依頼された私立探偵レオ・ハガティーは首都ワシントンからノース・キャロライナへ彼の跡を追う。自らの犯罪を神父に告白する誘拐犯、彼を探す父親ハーブ、２人を追う探偵。現代アメリカの苦悶する魂の軌跡を描く秀作ハードボイルド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
goro＠the_booby
37
娘を誘拐されてから４年、犯人から掛かってきた電話に父親は単独で行動を開始する。夫の身を案じる妻は失踪人捜査を得意とする私立探偵レオ・ハガティーへ夫を連れ戻して欲しいと依頼する。神父に罪を告解する悪魔のような奴。捜索の途中で助けた女性を守りながらレオは復讐に憑りつかれた夫をも助けることが出来るのか。タフな男にはコルトが似合うわね。パーカーの影に隠れて見逃してしまった感があるけどレオ・ハガティー好感持てる。2025/10/06
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