内容説明
セレディピティ(セーラ)・ダルクィストは14歳の高校生。女優の祖母とロスで二人暮らしだった。ある日、彼女の愛犬が失踪、セーラは警察へ届け出た。だが、警官が相手にしてくれるはずもなく、冗談半分に紹介されたのが42歳の私立探偵レオ・ブラッドワースだった。そしてこのときから14歳の少女と42歳の探偵の奇妙な道中が始まった。しかし、この愛犬失踪の陰にはマフィアがらみの恐るべき謀略の罠が張り巡らされていたのだ。新鋭が放つ傑作ハードボイルド。’86年ネロ・ウルフ賞受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
38
再読了。人物が入り組んで大変だけどお祖母ちゃんとセーラで読ませる。2023/06/01
べる
2
くたびれた中年探偵と小生意気でコケティッシュな少女コンビが織り成すハードボイルドミステリ。二人のキャラと関係がすごく良かった。テンポ良く読み進められ、ロードノベル的な楽しみもありつつ、ちょっぴり純愛が挟まっているところが気に入った。この二人のその後がとても知りたい。続編は出ていないのだろうか・・・。2010/09/23
わたろう
0
登場人物が多彩すぎて全体としてとっちらかっています。格好つけた言い回しがくどくていやになりました。チャンドラーの悪影響でしょうか。探偵のイメージが固まってますね。セーラも14歳にしては出来過ぎです。愛着が湧きませんでした。最後に一気に真相が述べられる展開もどうかと思います。ディック・ロクティ駄目ですね。2017/01/15
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