内容説明
「メイブリッジ主任警部、できたらこの殺人のあらを捜してみてください」―推理作家たちが三十人、〈ゴールデン・ギロチン・クラブ〉の年次例会に集まったその夜、会長の大物作家グラントが怪死。枕元に謎のメッセージが残されていた。作家同士の確執が続き、捜査が難航するなか、第二の死体が発見された！『十二人目の陪審員』で英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞を受賞、クリスティの衣鉢を継ぐと絶賛される、Ｂ・Ｍ・ギルの正統派推理最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo6980
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黄金期のフーダニットにあまり興味のない現代作家（ちなみに1985年の作）が「たしかこんな感じ」で書くとこうなる、という見本。まあ、見方を変えれば、犯人を確定する証拠もなく、誰も推理をしないのに、謎だけが勝手に解かれていくのは、本格に批判的な作家が行いがちなパロディと読む事もできますが2019/06/09
