内容説明
1995年、海底火山が爆発し、スペインほどもの大きさの南極ロス湖氷が、大陸から切り離され太平洋を北上し始めた。放置すれば、ロス湖氷よりさらに巨大な南極西氷床も水没し、地球の水位は6メートルほども高くなる。襲いくる大津波と地球滅亡の危機―に、世界中がパニックと化した。これを機に世界制覇をもくろむソ連と、それを阻止せんとする米国の暗闘…。新鋭が綿密な取材をもとに、最新の科学データを駆使して描く、雄大な近未来海洋スペクタル巨編!!
感想・レビュー
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goro@the_booby
56
荒唐無稽大好き人間としては大好物。海底火山の爆発で南極から外れだした大氷原。融けだしたら海面が6メートルも上がってしまい大災害は免れないのだ。漂流する大氷原を軍事基地にしようとするソ連。阻止しようとするため攻撃を準備するアメリカと世界は終焉に向かってまっしぐら。南極会議議長のワルド―老提督が空へ海底へと縦横無尽に活躍を見せるのだ。ロマンスあり日本人漁船員も登場したりページを捲る手は止まらない。堪能いたしました。2022/03/14
Bond
0
やっと読めた。最後は、まあこんなもんでしょ。2019/12/24