内容説明
昭和18年4月23日、脱獄歴6回の無期懲役囚・白岩由吉が網走刑務所に移送されてきた。所長・川合喜市は、その威信にかけて厳重な監視体制を敷き、特製の戒具「かに錠」の使用を命じた。しかし、非人間的な所業に白岩の怒りが爆発、風呂にも入らず、糞便もたれ流しのまま1年の歳月をかけ、手錠を壁に打ちつづけるのだった。やがて止め金が緩み、不可能といわれた網走からの脱獄が…
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- 和書
- 絵で見る「もの」の数え方
昭和18年4月23日、脱獄歴6回の無期懲役囚・白岩由吉が網走刑務所に移送されてきた。所長・川合喜市は、その威信にかけて厳重な監視体制を敷き、特製の戒具「かに錠」の使用を命じた。しかし、非人間的な所業に白岩の怒りが爆発、風呂にも入らず、糞便もたれ流しのまま1年の歳月をかけ、手錠を壁に打ちつづけるのだった。やがて止め金が緩み、不可能といわれた網走からの脱獄が…