内容説明
1942年夏、赤いロシアの独裁者の名のついた都市《スターリングラード》をめぐって、ヒトラーとスターリンの“意地”は激突した。ヒトラーはこの都市の奪取を厳命、スターリンも負けじと応戦、かくて独ソ両軍の血みどろの戦闘は150日におよんだ。そして戦いのすべてが終ったとき、ドイツ第6軍の精鋭は廃墟についえ、ヒトラーの野望もまた、音を立てて崩れ去ったのであった。
目次
1 なぜスターリングラードか?
2 ドン河西岸の戦闘
3 エレメンコ、危機に立ち向かう
4 ドイツ軍、市内に突入
5 第62軍、市の一角を死守
6 逆包囲されたドイツ第6軍
7 第6軍の救出ならず
8 降伏したパウルス元帥