感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
21
武装SSというとナチスドイツのエリート部隊のことを一般には指しますが、本書はその歴史を解説した一冊。戦争末期になると外国人による傭兵部隊のような感じになりますが、はじめは、選抜基準の大変厳しい部隊でした。武装親衛隊というと、ワルシャワ蜂起の鎮圧に投入されたデレルワンガーの犯罪者旅団が有名です。進撃するより、暴行・略奪・強姦に明け暮れて、民間人を多数虐殺したのは、有名です。回教徒師団カマやクロアチア師団のことにもふれらていました。ベルリンでヒトラーを守り、最後まで戦ったのが外国人SSだったのは皮肉な話です。2021/06/08
植田 和昭
9
鷲は舞い降りたを読んでイギリス自由軍に興味を持って読み返しました。実戦には何ら貢献しなかったようですが確かにありました。あとデレルワンガーの犯罪者部隊がワルシャワ蜂起の鎮圧で、進撃せずに女性看護師の強姦や略奪をほしいままにしたことが、ワルシャワ蜂起の本に書かれていましたが、この本では控えめでした。フランス人義勇兵シャルマーニュー師団がベルリンで最後まで狂信的に戦ったことも書かれていました。回教徒師団やインド人部隊は、宣伝工作以外では何も役に立たなかったことについても触れられていました。2024/01/19