出版社内容情報
将棋ファンにも楽しめるチェス練習問題集。
内容説明
本格的チェスファンはもちろん、将棋ファンも楽しめる画期的なチェス練習問題集。前半で従来のチェス・プロブレムにはほとんどなかった「実戦のための」練習問題を、日本人になじみの深い将棋風の説明で紹介。後半には正統な『プロブレム』を掲載し、正式なチェスの世界が体験できる。チェスの入門から実戦のレベルアップに役立つばかりでなく、頭の体操としても楽しめる。
目次
第1章 やさしい1手詰(1手詰のルール;ルック詰 ほか)
第2章 連続王手(チェック)の2手詰(連続王手の2手詰のルール;2枚ルック ほか)
第3章 チェス式の2手詰(Mate in 2)(2手詰とは;逃走阻止 ほか)
第4章 チェスガイド(序盤の指し方 4つの定跡(オープニング)
よく使う戦術用語と例題 ほか)
著者等紹介
湯川博士[ユカワヒロシ]
1945年生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務。「将棋ジャーナル」編集長を経て1984年から文筆業。1990年から朝霞チェスクラブに関わり、1995年にはチェス雑誌『チェックメイト』を創刊する。2003年に『NPOチェス将棋交流協会』を創設、理事となる
若島正[ワカシマタダシ]
1952年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。英米文学専攻。詰将棋作家であり、日本人として唯一のチェスプロブレム・国際マスターの資格を持つ。日本チェスプロブレム協会会長。『NPOチェス将棋交流協会』理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
62
2003年刊行。将棋ライターの湯川博士氏が、主に将棋ファン向けに書いたチェスの本で、もっと早く読むべき面白本だった。一章を構成している「連続王手の2手詰(将棋でいえば3手詰)」は、海外の主流チェス文化には存在しない概念で、この本のために作った作品が多数だと。チェスの「2手詰」は、1手目が王手(チェック)ではない作品が大半であるそうだ。2024/08/12
mass34
9
チェスが、こんなに楽しいとは…。将棋とはまた違ったダイナミックな面白さ。本書のおかげで、やっとチェスの棋譜が読めるようになってきたが、棋譜は、並べてもよく分かんない。本の問題図は、見易かったが、実際の盤駒で並べてみたら、市松模様と立体駒のせいで、駒の利いてる所が見えにくくて、読み(考え)にくかった。本書は、湯川さん著、若島さん監修で、プロブレムも良問なんだと思う。解いてて楽しかった。2016/03/30
igi_tur
0
一手詰めと二手詰め中心のチェスプロブレム本。2009/06/07