内容説明
本書は公的セクターあるいは半公的セクターが作成したマニュアル・手引きではない。編著者の周りに集まった河川技術者が、自己の責任において見解を示したものであるが、現状の護岸・水制の技術状況を踏まえて、一歩先の見解を示している。
目次
第1章 総説
第2章 護岸・水制の計画・設計のための調査
第3章 堤防および低水路河岸防護範囲の設定と防護対策
第4章 護岸・水制の力学的安定性の照査に用いる照査条件
第5章 設計対象護岸・水制工種の選択
第6章 堤防および河岸防護のための護岸の設計
第7章 堤防および河岸防護のための水制の設計
第8章 航路維持用水制の設計
第9章 生態系の保全・復元のための護岸・水制
第10章 護岸・水制と景観
第11章 既存護岸・水制の根継ぎ工法
著者等紹介
山本晃一[ヤマモトコウイチ]
1945年生まれる。1970年東京工業大学大学院修士終了(土木工学)。同年建設省に入省し、土木研究所河川研究室研究員。1981年建設省土木研究所総合治水研究室室長。1985年財団法人河川情報センター主任研究員。1988年建設省土木研究所河川研究室長、河川部長、研究所次長、筑波大学工学研究科教授(1992~1999年、併任)等を経て、1999年より財団法人河川環境管理財団で働く研究総括職。学位等、工学博士、科学技術庁長官賞科学技術功労者(1999)。主著、河道計画の技術史(1999)山海堂(土木学会出版文化賞)など
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