内容説明
本書は、この百年来の判例、すなわち戦前の大審院及び行政裁判所、さらに戦後の最高裁判所等のリーディング・ケースを中心として、多様な判例の判決理由中に見られる水法理念のエッセンスを抽出し、水に係る慣習法・制定法と併せて、我が国における判例法の在り様を体系的に理解することを志したものである。
目次
第1編 河川(河川の管理;河川の敷地 ほか)
第2編 水利権(水利用の法律的・行政的基礎;水利権の原理及び権利の発生 ほか)
第3編 地下水・温泉・溜池・森林・砂防(水文的循環における水法;地下水・温泉 ほか)
第4編 海浜・海面・公有水面埋立・水道・下水道・公害環境(海浜・海面;公有水面埋立 ほか)