感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
27
「4日の昼など瞬く間に溶け、4日の夜などはすぐに夢と過ぎましょう」■「妖精」の視点を加えた井村君江の新訳に、1900年代初頭の2人の妖精画家の挿絵を添えた、訳も絵も滑らかで美しい本です。■私たちが思い描く、人間に親しい 小さないたずらっ子の可愛らしい妖精観は、シェイクスピアが作ったのですね。従来の妖精観や神話の世界、カンタベリー物語など古いお話を溶け合わせ心理劇に仕立てたシェイクスピアは、人を喜ばせるのが好きだったんだろうなーって思いました♪ ■「我ら妖精、影のもの」 ( ´ ▽ ` )ノ (→続2017/06/21
ビビッド
5
この本でヒース・ロビンソンという挿絵画家を初めて知りました。画面構成のセンスがよく、布のひだ・妖精の羽の繊細な描写が美しく好きになりました。日本でヒースの画集は手に入りにくいようなので画集としても価値があります。夏の夜の夢は初めて読んだので、井村先生の訳がいいのかどうなのかは判断できませんが、自分には読みやすかったです。注釈も同じページにあって見やすく、わかりやすいと思います。2012/04/28
YnariY
4
以下、自分用メモ Alliteration The Riverside 戯曲解説も各編とも詳しく、また編集メンバーが古い原文を良く見て 注釈も忠実であり、それも語彙説明だけではなく、古文はもちろん エリザベス朝時代の表現にも言及しており、さらにシェイクスピアが 考えたであろう文章も指摘している本である。 2012/03/11
すずめ
0
妖精に着目した新訳とのこと。原文に即して訳しているが、そのため不自然に感じる点もある。2015/06/24