内容説明
合成構造物とは、阪神・淡路大震災の橋脚の復旧工事でも採用された引張りに強い鋼と圧縮に強いコンクリートを巧みに組み合わせて使い、耐荷性・耐久性の一層の向上を図るべく考えられた構造物である。本書は構造的にも景観的にも優れたデザインが行え、合理的・経済的な設計を可能にする合成構造物に関し、特に橋に焦点を当て、概要から開発事例までをわかりやすく解説、新しい土木構造物のガイドブックである。
目次
1 概論
2 床版
3 合成桁橋の基本概念と最近の開発事例
4 合成柱を用いた橋梁構造物
5 複合構造とした橋梁への応用
6 新合成橋梁への新材料の適用