目次
第1章 「難民」とは何か
第2章 国際機関の発達と制度
第3章 流出の力学と継続・拡大要因
第4章 「政治化」される難民政策
第5章 発展途上国と難民
第6章 不確かな未来、忘れられた自分―難民キャンプの風景
第7章 先進国の難民定住
第8章 自発的帰還を迫られる難民たち
第9章 難民研究の重大な役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牛タン
2
もう絶版になってしまっているようだが、すごくいい本だと思う。内容は難民発生の力学、難民問題の歴史、難民問題の政治化、難民援助と開発、難民の社会・心理学的研究、難民研究の諸分野の概観といったところ。難民について学際的な研究の進んでいないことは本書で著者自身が繰り返し述べていることでもあるのだが、そのためか、こういった多角的な視野から難民問題を俯瞰する本は他にあまり出ていないように思う。文章や構成は読みやすくなっているが、内容的にはあ抽象的な話が少し多いので、具体例をある程度知ってから読むのがいいかもしれない2015/07/18
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