内容説明
父と子の昭和青史。一つの文化とは共通の精神。日本を滅亡から救おうとして判事懲戒免職になった父。子は非武装防衛必勝論により衆院委員会で迫害を受ける。結局、時代は違うとはいえ、父と子のとった立場は同じだった。本書は、戦後50年余にして語る父と子の思想と体験。
目次
1章 戦後五十年―戦争の反省
2章 阪神大震災―学界、言論界の壁
3章 明治憲法下の天皇―帝王学とは
4章 東条首相への手紙―亡国の罪を問う
5章 一度の議席―解散問題
6章 史実再検―昭和天皇独白録と議会解散と
7章 二つの文化から一つの文化へ―共通の精神
8章 防衛問題―私の非武装必勝の論
9章 世界は侵略にどう対処すべきか―湾岸戦争批判
10章 道理で勝つ―松山城濠を救うの記