目次
第1章 マインド・レイプされた被害者たち
第2章 潜入
第3章 セミナーについて、もっと知りたい人のために
第4章 自己啓発セミナーの歴史
第5章 マインド・レイプを克服するには
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
30
洗脳、マインドフルネスの定義が全然違うことにはおどろいた。さらに今回はマインドレイプとのことで本質は同じことである。本書では阿漕なセミナービジネスを例にそって解説していてその効力がわかりやすい。2015/12/14
百太
19
ふむ。やっぱり怖いし気持ち悪い~「善意の暴力」って言うよりカルト詐欺だし。2019/03/29
しげ
3
野球の試合で盛り上がっている球場に行けば、ふだんはそんなに興味が無くても、熱い気持ちになって大きな声で応援してしまうなど、その場の雰囲気に飲まれることってあるよな、と思うので「わたしは絶対に騙されない!」とも言い切れないのがこわいところです。決して安いとは言えない料金を支払ってセミナーを受講することを決断した時点で、マインドコントロールを受け入れるための下地が出来ている気がしないでもないです。冷静な判断をするためには、十分な睡眠と食事、自由に過ごせる時間が必須だと感じました。2018/05/12
Ted
3
自己啓発セミナーの手口と目的を明らかにした体験記。“トレーナー”と称する香具師の誘導によって、“自分を変えるため”のゲームや瞑想などが行なわれるが、それらは全て、参加者を集団催眠にかけて高額な費用を巻き上げるための単なる仕掛けにすぎない。自己を開発するどころか、カネを騙し取られた上に、主催者の精神的な奴隷として「開発されてしまう」ことほど馬鹿らしいことはない。そもそも、たかが数日間のセミナーを受けたぐらいで自分が本当に変われるわけがないのだ。それでも被害が後を絶たないのは、それだけ勧誘が巧みだからなのか?2010/11/28
おくだ
1
ちょっと古い本なので、未だにこういった内容のセミナーがやっているか謎だが、このような事が日常で行われているなんて、とても信じられなかった。読んでみるとそりゃそんな事やられたら洗脳されるし、人間の信じるものや心理がとてつもない形で垣間見れた。あー、怖い怖い2011/11/26