内容説明
冷戦構造の崩壊は近代的国家主権の枠を解体させ、グローカリズムの登場を促している。マニュアル行政からクリエイティブな都市経営へ―池子米軍住宅建設反対の草の根市民運動から生まれた「市民自治の実践者としての市長」が、中央集権システムの強化をめざす「分権論」を批判し、“市民の権力としての地方政府”の可能性を提言する。
目次
過渡期としての現代
第1章 小さなまちこそすばらしい―逗子・池子の森は今
第2章 中央集権から地方主権へ―政治改革・国際貢献論の陥穽
第3章 市民自治が「理想的自治体」を創造する―地方政府・自治体外交
第4章 まちの憲法を作ってみませんか―都市憲章条例の制定
コラム 逗子市民ネットとIGON―市民と地方自治の情報空間