内容説明
本書は、日本の代表的な第一線の行政機関を取り上げ、その日常活動を権力論の観点から検討する政治学研究である。本書は、学校、警察、福祉事務所、保健所、病院、公共職業安定所、税務署など市民生活に最も密接に接するいわゆる第一線職員の日常活動を通して、その権力と支配の構造を分析する。
目次
第1部 理論枠組(第一線職員研究の現況とその意義;基本的前提と理論枠組)
第2部 職務環境としてのパブリック・エンカウンター(制度的環境;職務環境としてのクライアント;状況的文脈)
第3部 第一線職員活動の構造(第一線職員の解釈枠組―クライアント・カテゴリー化の実践的基準;職務遂行形態の分析;パブリック・エンカウンターにおける権力と支配)
感想・レビュー
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- 和書
- 花と頬 楽園コミックス