感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hisashi Tokunaga
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朝日が6月に「不条理演劇というリアル」という題で「ゴドーを待ちながら」を掲載し、さらに「ただ待っている ぽつねんと」と題して令和版の「ゴドー」上演記事を掲載。1966年から1969年に上演された主要作品が本書第7巻だ。「友達」(安部公房、カフカ的でありながら家族の恐怖が印象的)、「マッチ売りの少女」(別役実、解説にもあるが「象」と同様執拗な過去の反芻の残虐性、60年代の戦後日本を表象する)二つの不条理劇、それに加え「美しきものの伝説」(宮本研、大正日本を突き動かそうとした社会主義日本人群像)を読んだ。2019/06/07
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- 和書
- 美術市場 〈1992〉