内容説明
逃走は闘争に通じるのだ。逃げるが勝ちである。いやだと感じた場所からはソッコー去る、それはそれで選択肢としてありうる。
目次
プロローグ 折り合いについて
第1章 余は如何にして変態となりしか(トラウマが生んだ「むっつり」の美学をこじらせて;子どものころの現実逃避デイズ―異形な先生・人外な友達 ほか)
第2章 この美少年がスゴイからみんな見て(私が愛したマジキチ少年アラカルト―偶然にも最高な少年;私が愛した生首アラカルト ほか)
第3章 コロナにつかれた日本で(生き延びるための逃走術―世界から、自分から;われらグロテスク仲間―恥部を明かせる異常で貴重な関係性について ほか)
第4章 病院と墓場のあいだ(永遠に続く茶の間の憂鬱;見舞われる側の論理―病室で繰り広げられる愛?の駆け引き ほか)
エピローグ 眠たさについて
著者等紹介
日原雄一[ヒハラユウイチ]
1989年6月、東京生まれ。暁星高校、帝京大学医学部卒業後、帝京大学医学部附属溝口病院で初期研修ののち溝口病院精神科に入局。自殺予防のスペシャリスト・張賢徳先生のもとで学ぶ。2010年「落語協会落語台本コンテスト」に「兄さんのケータイ」(三遊亭白鳥・演)で優秀賞、その他受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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