出版社内容情報
たたき落とされた歌を唇で甦らせ ぼくらは樹木に抵抗の弦を張る 沈黙の中で濾過された腰が 強い想像力を巻きつけた情熱が弓だ心に見たこともない景色が現れ、聴いたことのない音響が聞こえる、また、そっとどこかにおかれた空間の輝きと結晶が満ちてくる、そういう心情と情景が溶け合い映像と旋律が誕生する、そんな詩的現象をずっと追い求めてきました。言葉を差し向けることで忘れてしまった夢も再現され、夢の無意識な影響も反映されます。
石内 矢巳[イシウチ ヤミ]
著・文・その他
目次
1 証の森(青い卵;大気のデッサン ほか)
2 人生のミシン(レモンの風;琥珀の陽炎 ほか)
3 はじまりの音(朝;出発 ほか)
4 風が立つノート(風が立つノート;泉の声 ほか)
著者等紹介
石内矢巳[イシウチヤミ]
1955年東京に生まれる。年少期を徳島で過ごす。十五歳の頃より詩を書きはじめる。1989年より荻窪グッドマン(東京)などのライブハウスで、朗読の形で詩を発表してきた。2007年頃からmixiにも詩を掲載している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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