内容説明
連続通り魔世界最多殺人記録、119人殺しの衝撃。徹底した人間の凶気を暴く作業。
目次
第1章 八上康司の半生
第2章 「八上ノート」
第3章 連続通り魔事件
第4章 八上事件への発展
第5章 八上学(八上康司の心理分析;トリックスター;ひとりぼっち;不良のはなし;現代の怪物;ペテン師と耳の生活;恋愛夢想的人間)
著者等紹介
森川史則[モリカワフミノリ]
1977年、埼玉県生まれ
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感想・レビュー
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さといも
9
図書館本。なんだか凄いものを読んだ。12時間の間に次々と119人が通り魔に殺された。犯人は八上康司。八上は逮捕されたが八上は殺人を犯す前に『八上ノート』なるものに殺人哲学?なるものを書き記していた。それが世界に影響を与えて彼はヒーロー的扱いに。事件がおき、どのように報道され、どのように周りが影響をうけ、動機はなんだったのか。フィクションなのだが、リアルな描写に本当にあった話なのでは?と思うくらい。殺人哲学?も、そうだよなぁ〜と思えるところもあり、私もヤバい?と若干の不安を覚えた。フィクションで良かった。2016/09/14