ロシア近現代と国際関係―歴史を学び、政治を読み解く

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ロシア近現代と国際関係―歴史を学び、政治を読み解く

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  • サイズ A5判/ページ数 428p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623080878
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C3031

出版社内容情報

元日経新聞モスクワ支局長が、ロシアの近現代史と国際関係史を解説。ロシアをめぐる現代の国際情勢を読み解く力を養うのに最適元日経新聞モスクワ支局長の筆者が、ロシアの近現代史と国際関係史を解説する。第?部ではロシア国家成立の起源であるキエフ公国までさかのぼり、ロシアの逸話や文化も紹介しながら、ロシア革命、ソ連の成立と崩壊、新生ロシアの誕生とプーチン政権の動向といった近現代史をフォロー、さらに第?部では米国・中国・日本各国との国際関係史をたどる。ロシアをめぐる現代の国際情勢を読み解く力を養うのに最適の一冊。


はじめに

 第?部 ロシア国家の起源から現代まで

第1章 古代国家、帝国、そして革命への道
  キエフ・ルーシの興亡
  ウラジーミル公の洗礼
  モンゴル・タタール支配
  モスクワ大公国の台頭
  「動乱の時代」とロマノフ王朝の始まり
  近代化の太祖ピョートル大帝
  領土拡大とエカテリーナ二世
  ナポレオンの侵攻
  デカブリストの乱
  スラブ主義と西欧主義
  近代ロシア文学の黄金期
  クリミア戦争――ロシア初の近代戦争
  農奴解放の中途半端
  「人民の中へ」
  ユダヤ人へのポグロム

第2章 帝国崩壊とロシア革命
  マルクス主義の台頭
  ボリシェビキ対メンシェビキ
  日露戦争での屈辱的敗北
  1905年革命と皇帝の譲歩
  革命の主役ソビエトの発足
  ストルィピン改革と弾圧
  黒の百人組のテロ
  第一次世界大戦の勃発
  ニコライ二世への高まる不満
  ベルサイユ条約と欧州新秩序
  怪僧ラスプーチン
  二月革命と帝国崩壊
  臨時政府の民主路線
  ペトロソビエト発足と二重権力
  「すべての権力をソビエトへ」
  「七月の日々」事件とコロニーロフの乱
  十月革命のあっけない成就
  つぶされた憲法制定会議
  その後のメンシェビキとエスエル
  ユダヤ人と十月革命
  ロシア革命総括
  革命家レーニンの生い立ち
  レーニンの革命思想と実践
  ドイツとの講和
  内戦と外国軍の干渉
  ニコライ二世一家惨殺
  赤色テロの横行
  ポーランド・ソビエト戦争
  ソ連の成立
  戦時共産主義と農民らの抵抗
  ネップというカンフル剤
  国際共産主義運動の展開
  レーニン死去

第3章 大粛清と第二次世界大戦の苦難
  スターリンと権力闘争の始まり
  『大会への手紙』とトロイカの発足
  左派反対派の敗北
  反対派の一掃
  ネップ転換と五カ年計画
  農業集団化の強行
  キーロフ事件と大粛清
  過酷な宗教弾圧
  民族的強制移住と医師団事件
  暗黒の時代の膨大な犠牲者
  大粛清の動機
  徹底した個人崇拝
  スターリン全体主義の本質
  ヒトラーと第二次世界大戦への道
  ミュンヘン協定とソ連の疎外
  独ソ不可侵条約の衝撃
  チャーチルの名言「ロシアは謎」
  戦争犠牲者2660万人
  栄光の勝利の陰で
  高いスターリン評価

第4章 スターリン批判と「停滞の時代」
  フルシチョフの権力闘争
  「秘密演説」の驚天動地
  「反党グループ」の追放
  ポーランドとハンガリーの動乱
  名誉回復と「雪解け」
  処女地開拓への挑戦
  フルシチョフ外交と冷戦
  フルシチョフ解任
  ブレジネフと「停滞の時代」
  大戦後のソ連経済の歩み
  コスイギン経済改革
  1970年代半ばの成長鈍化
  ブレジネフ時代の成果
  雪解けの終焉と改革のマグマ
  「安定の時代」という回顧

第5章 ペレストロイカとソ連崩壊

  老人支配に幕
  ゴルバチョフの危機意識
  ペレストロイカの断行
  グラースノスチ
  党の指導的役割の終焉
  戦後の枠組変えた新思考外交
  新連邦条約締結へ必死の工作
  ゴルバチョフ追放劇の杜撰
  無視されたクーデター予告
  相次ぐ独立宣言
  ソ連共産党消滅とソ連崩壊
  ブルブリスの秘策
  なぜソ連は崩壊したか
  誰も予想しなかったソ連崩壊
  ゴルバチョフへの厳しい評価
  妖怪のさまよいに幕

第6章 新生ロシアの混迷と豪腕プーチン
  異端児エリツィン
  ショック療法と経済の大混乱
  議会砲撃の汚点
  泥沼のチェチニャ戦争
  謝罪とプーチンへのバトンタッチ
  エリツィン統治をどう評価するか
  豪腕プーチンの長期君臨
  論文「千年紀の節目のロシア」
  「ロシアの崩壊を止めた」
  軍改革とシロビキーの重用
  対ジョージア戦争
  金融危機の再来
  不発に終わった「スラブの春」
  タンデムの終わり
  ウクライナをめぐる駆け引き
  力ずくのクリミア併合
  キエフにさかのぼるロシア国家の源流
  新ロシア圏作りの苦闘
  虎の子のユーラシア経済同盟
  ロシア主導の地域機構の限界
  ロシアは独裁者支配の「帝国」か

 第?部 現代国際関係の展開
 第7章 冷戦の構図
  冷戦と現代史
  対米友好的中立の歴史
  冷戦46年
  戦後処理と冷戦の始まり
  鉄のカーテン演説
  ケナンの封じ込め政策
  朝鮮戦争の勃発
  安保理決議とソ連の欠席
  トルーマンのNSC-68
  マンハッタン計画とベノナ計画
  ケンブリッジ・ファイブの暗躍
  冷戦の本格化
  キューバ・ミサイル危機
  危機克服後のデタント
  プラハの春の抑圧
  ベトナム戦争での対決
  デタントの終わり
  核戦争の新たな瀬戸際
  新思考外交、フル回転
   東欧諸国の決別
  ブレジネフ・ドクトリンの放棄
  ゴルバチョフの名言とドイツ統一
  「冷戦を地中海の底に」
  パリ憲章とワルシャワ条約機構の解散

第8章 冷戦終了後の米露関係
  蜜月関係、そして幻滅
  プリマコフ外交の展開
  プーチンの魂を感じたブッシュ
  摩擦再燃
  メドベージェフ・オバマの「リセット」
  クリミア併合と国際法
  制裁合戦
  NATO拡大への反発
  約束はあったか
  シリア紛争をめぐる対立

第9章 中露関係の紆余曲折330
  戦略的パートナーシップ宣言
  スターリンと毛沢東のぎくしゃく
  中ソ友好同盟相互援助条約の調印
  スターリン批判をめぐる対立
  節目となった台湾砲撃
  二大共産国家の国境紛争
  核攻撃の恐怖
  米中接近のショック
  インドシナでの鞘当て
  画期的なゴルバチョフ訪中
  44年後の国境画定
  エネルギー協力で相互補完
  活発な軍事協力
  価値観共有に潜む摩擦要因
  「便宜的な枢軸」か「緩やかな同盟」か

第10章 日露関係と北方領土問題
  初期の接触と通好条約の調印
  三国干渉と日露戦争
  日本の大規模シベリア出兵
  ノモンハンの本格戦闘
  スパイ・ゾルゲの貴重な情報
  列強の確執と日ソ中立条約
  シベリア抑留の悲惨
  北方領土問題の始まり
  国交回復と難航する交渉
  はねのけられた川奈提案
  「ヒキワケ」をめざすプーチン
  領土問題解決案あれこれ
  歴代首相の対露外交原則
  安倍首相の「新アプローチ」と共同経済活動
  対日理解派の大胆な提案


主要参考文献
人名・事項索引

小田 健[オダ タケシ]
著・文・その他

内容説明

長年にわたりロシアを見続けてきた元日経新聞モスクワ支局長が、ロシアの近現代史と国際関係を解説。第一部ではロシアの逸話や文化を紹介しながら、ロシア革命、ソ連の成立と崩壊、新生ロシアの誕生とプーチン政権の動向といった近現代史をたどり、第二部ではそれぞれ米国・中国・日本との国際関係を分析する。

目次

第1部 ロシア国家の起源から現代まで(古代国家、帝国、そして革命への道;帝国崩壊とロシア革命;大粛清と第二次世界大戦の苦難;スターリン批判と「停滞の時代」;ペレストロイカとソ連崩壊;新生ロシアの混迷と豪腕プーチン)
第2部 現代国際関係の展開(冷戦の構図;冷戦終了後の米露関係;中露関係の紆余曲折;日露関係と北方領土問題)

著者等紹介

小田健[オダタケシ]
1949年北海道生まれ。1973年東京外国語大学ロシア語科卒業、日本経済新聞社入社後モスクワ支局長、ロンドン編集総局次長、論説委員などを経て、2012~2016年国際教養大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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井上裕紀男

23
キエフ・ルーシにしてもロシア語も起源は議論の余地を残しているが、現代の政治家には偏った歴史観があると本書のヒントから改めて思う。ウクライナ・ベラルーシ両国内にも出自と言語が異なる人々が暮らしており複雑。 プーチン氏がエリツィン氏の経済混迷時期から国をまとめ上げたことに対する評価は高く、未だにロシア国内でも支持率は60%台を維持。理由が「野党よりまし」だとしても。 昔のように鎧を着ていなくても、現代には未だに皇帝が存在するのだということを今年のウクライナ侵攻で思い知り、スラヴ民族を深く知る必要に迫られます。2022/02/27

BLACK無糖好き

20
著者は元日経新聞モスクワ支局長。ロシアの大枠の歴史と米・中・日との国際政治の過程をきっちりと纏めてあり、後から個々の内容を確認するのにも、これ一冊手元にあると何かと重宝しそう。図書館本ではあるが、本来所有しておいても良さそうな一冊。◆個人的に興味深い部分は、NATO拡大をめぐる西側諸国とロシア双方の思惑を歴史的経緯をふまえて解説した章。ドイツ統一の際、ベーカー国務長官がゴルバチョフにNATO不拡大の口約束をしていたものと思い込んでいたが、実際にはそうでもないらしく、いくつかの見解があるようだ。2018/03/29

moto

16
第Ⅰ部は建国以来のロシアの通史、第Ⅱ部は冷戦期以降の外交・国際関係を扱う。第Ⅰ部の通史のパートは古代から書き起こしているが、内容としてはロシア革命前後以降がメイン。第Ⅱ部の国際関係のパートは、冷戦期国際関係及び、米中日との二国間関係をそれぞれ扱う章に分かれる。前半部では、ロシア革命の背景や詳細な動き、さらにはエピソードなどがおもしろかった。個人的には、現代ロシアの対外政策を整理するのに役立ったと感じている。やや分厚めではあるが、ロシア政治・外交の入門書として最適。2021/11/05

たばかる

8
1〜6章まではルーシの興亡からプーチン就任までのロシアの歴史動態。7〜9章は冷戦期のアメリカと中国の関係を掘り下げ、10章では北方領土問題を扱っている。それほど難語もなく、発言のいいようやアネクドートの紹介などもあって優しめで厚い教科書といった感じ。私は冷戦後に生まれた平和ボケ学徒ではあるが、こうやって他国の歴史をまとめて読み、その文化的背景や外交上の特質を知ることで、多少は戦争の想像を膨らませられたのかと思う。フルシチョフの国会での騒動説(靴で机をバーン議長ぶっつーん)は苦笑いしてしまった。2018/10/03

Krupp

1
1-6章は近代/現代ロシアが成立するまでの歴史、7-10章はロシアの体外関係についての歴史・解説。日本でのロシア本には必ずと言っていいほど、北方領土への言及があるが、この本も例に漏れず10章は北方領土がテーマとなっている。 この本は恐らくロシア研究の入門のような位置付けと思われるが、体外関係の概説があるのはかなり有り難かった。あえてケチをつけるのなら、「〜という見方がある、〜という評価が、〜と見られる」との言い回しを使う際に出典・参考文献を明記して欲しかった。(自分でも調べられるとはいえ) 2019/12/22

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