目次
１ お金がなくても、へっちゃら
２ 唐のマネーをまねた和同開珎
３ 外国のお金がモデるぞ
４ 金がなくては戦ができん
５ 江戸幕府もサイフのピンチ
６ ねん土のお金でも信用される？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toska
14
表紙の豊臣秀吉から作中の真っ黒なニセ金作りに至るまで、ムロタニツネ象は笑顔を描くのが上手い。みんな楽しそう。内容も充実しており、これ一冊で日本の貨幣史のおおよそが分かる。皇朝十二銭vsニセ金の死闘。とうとう政府が貨幣の発行を諦め、中国からの輸入銭と私鋳銭だけでしのぐ時代が５００年も続くいい加減さにはびっくりだが、実はそれが身の丈に合う方策だったのかもしれない。「撰銭」という言葉まで紹介されていて、児童書としてはかなりのハイレベル。2025/05/07
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