内容説明
ヒグマの子どもは、とっくみあいをしたり、おいかけっこしたり、丸太にのったりするのが大すきです。2頭のヒグマの赤ちゃんが、アラスカの山の中で生まれ、そだち、やがてひとりだちするようすを、カメラが追いました。
著者等紹介
エスターハス,スージー[エスターハス,スージー] [Eszterhas,Suzi]
極地や熱帯地方をふくむ世界各地をまわって取材・撮影しているプロの野生動物写真家。絶滅の危機に瀕した種の家族生活を記録することを専門とし、とくに動物の赤ちゃんの成長を継続して記録するという、これまでに例のない取り組みをしている。写真は世界中の本や雑誌、新聞に発表されていて、数々の賞を受賞している
成島悦雄[ナルシマエツオ]
1949年、栃木県生まれ。1972年、東京農工大学農学部獣医学科卒。東京都恩賜上野動物園、多摩動物公園の動物病院勤務などを経て、現在は東京都井の頭自然文化園園長。野生動物医学会評議員
宮田桂子[ミヤタケイコ]
1975年生まれ。群馬県出身。1999年北里大学獣医畜産学部(現・獣医学部)を卒業後、千葉県で酪農ヘルパーとして働き、2001年から東京都恩賜上野動物園飼育展示課勤務。過去にツキノワグマとヒグマを、現在は小獣館でネズミなどの飼育を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
14
生まれてから2年半ほどを、丁寧に子育てするようすに、胸打たれる。子どもたちが独り立ちを迎えるまでの日々を、寄り添い、教え、育てていく。鮭を獲るのはやっぱり大変そうだ。努力と繰り返しで身につけていく狩りの方法。どの写真も鮮明で動きが感じられて、親子の気持ちがよく現れている。やっぱりヒグマも絶滅の危機に瀕していることが、寂しい。2015/11/19
こゆ
2
4歳2ヶ月の息子が図書館で自分で選んだ絵本。写真主体の本かと思いきや、文章ぎっしり。でも、子どもはもれなく動物大好きなので、食い入るように見る。ヒグマというと、北海道などで人を襲う熊、というイメージだったが、子グマは草を食べるのは知らなかった!雑食だったのか。大人の好物はやはり鮭。それに貝も食べるとのこと。母の愛情をたっぷり受けて育つ兄弟がかわいい。2018/02/11
ろく
0
◆アラスカのヒグマだからか、毛が全体的に茶色い気がするけど地域差みたいなものがあるのかな?◆寝る前の本を選ぶとき、長女がご機嫌のときはクマ好きの僕に気を使ってこの本を候補に入れてくれるのが嬉しい。2021/09/22