内容説明
ルビーナは、たんじょうかいによばれました。ゲームにケーキにおみやげ…、たのしみでたまりません。ところが、たんじょうかいがどんなものだか知らないおかあさんに、いもうとのサナをつれていくようにいいつけられてしまいます。あんのじょう、サナは、たんじょうかいで、さんざんルビーナをこまらせたうえ、つぎのあさ、とってもひどいことをしたのです。ソフィー・ブラッコールの表情ゆたかな絵と、ルクサナ・カーンのたくみなストーリーが、兄弟げんかに、あたらしい意外な見方をおしえてくれます。2011年ゴールデン・カイト賞受賞。2011年ジャーロット・ゾロトウ賞受賞。2010年ニューヨークタイムズが選ぶ絵本ベスト10選定。
著者等紹介
カーン,ルクサナ[カーン,ルクサナ][Khan,Rukhsana]
パキスタンのラホール生まれ。現在、カナダのトロントに在住
ブラッコール,ソフィー[ブラッコール,ソフィー][Blackall,Sophie]
オーストラリア生まれ。現在、ふたりの子どもとともにアメリカのニューヨーク市ブルックリン在住
もりうちすみこ[モリウチスミコ]
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が第52回産経児童出版文化賞に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
74
お姉ちゃん、えらいっ!!やっぱり兄弟姉妹は3人くらいがいいな♪2015/01/24
kiisuke
48
何度読んでも親子で興奮する、我が家のツボ絵本かも…。おそらく文化の違う場所から転居してきた親子の話だと思います。初めて招待された友達の誕生会に妹を連れて行くのが恥ずかしい娘と、頑として連れていかせようとする母親。この母親の厳しさや不機嫌さ、娘が妹に対して表す憎らしさや怒りの感情がなんとも人間らしい気がします。そんな負の感情を持ちながらもやっぱり人間は最後には相手を思いやりたくなる、よい関係を結びたくなるものなのだと感じる。図書館の返却日まで子どもたちに何度も「読んで!」と言われる絵本です。2016/02/12
tokotoko
42
オチャメな内容の絵本かなぁー!?と予想して借りてきたら、ビックリ!!お誕生日パーティーに招待された!・・・ことから始まる、ある姉と妹の壮絶な戦いの歴史です。あまりにも真剣なガチンコ勝負なので、この本は大人の方にオススメしようと思います。「うわぁー!憎たらしー!」とか「ひっどーーい!」「かわいそーー!」とかいろいろ思われると思いますが、ふと!もう自分は大人だと気づくと、ホッとされると思います。そしたら、考えてみてください。そういえばお誕生日にそんなに力入れなくなったのは・・・いつからだろう?って。2016/05/02
kiisuke
38
子どもと再読です。前回も思ったのですが、この絵本はやはり凄い。可愛らしい表紙の絵からはあまり想像できませんが、子どもの世界の厳しさや心の葛藤が鋭く描かれていて、ちょっとぞくっとしてしまいます。母親も絵本にありがちな「いつも優しく心が広いお母さん」というよりもっと人間的な不機嫌さ…のようなものが言葉や表情に現れていて何とも現実的です。最後は意外に(?)ハッピーな感じで終わりますが何とも後に残る作品です。しかしそれは私が個人的に感じたことで、子どもに向けられた良い絵本、という見方も十分できると思います。2015/09/30
たまきら
21
一人っ子のオタマさんには唖然とするような内容なんですが、同じクラスで「もう赤ちゃんな子がいてさあ」なんて話していて、人とあたる、という社会に戸惑いながらも進んでいる小1ですから、面白かったみたい。2018/06/12
-
- 和書
- 対話言葉と科学と音楽と