あおむしのぼうけん

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  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784378041100
  • NDC分類 E
  • Cコード C8740

内容説明

夏です。あたりの林から小鳥たちのうたがひびいてきます。いいお天気で、くるまや人や自転車がひっきりなしに、この道路をとおります。一ぴきのあおむしが出てきました。道路のむこうがわへわたって、すきな草をたべたいのです。くるまにひかれないで、人にもふまれないで、わたることができるのでしょうか。道路をわたるちいさなあおむしの、はらはらするぼうけんがはじまります。

著者等紹介

ルフト,イルムガルト[Lucht,Irmgard]
ボン生まれ。画家で二児の母。自然観察絵本作家としても定評がある。美しい色彩と大胆な構図を特徴とする彼女の絵本は、1990年のドイツ児童文学賞など、ドイツ国内や国外の賞を数多く得ている

松沢あさか[マツザワアサカ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部文学科卒業。訳書に『空白の日記』『オルフ・サーガ』(共に福音館書店)『ウーヌーグーヌーがきた!』『耳の中の小人』『アンネがいたこの一年』『絵で見るある町の歴史』(共にさ・え・ら書房)など

花岡昭子[ハナオカアキコ]
1955年、長野県生まれ。東京学芸大学教育学部(理科教育)卒業。中学校理科教師の後、ゲッティンゲンなあどのゲーテ・インスティチュートでドイツ語を学ぶ。現在、長野県下の小学校に勤務
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感想・レビュー

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紫綺

86
車にバイクに轢かれそうになりながら、天敵に襲われそうになりながら、がんばったね。鮮やかな色使いとリアルなタッチのおかげで、冷や冷やしながら読んだ。無事に美しい姿が見られて良かった♪2014/04/19

たまきら

30
この冒険はり、リアル!ドキドキしながら読みました。うちはナミアゲハやクロアゲハの飼育体験しかないので、すっかり憧れている娘さんです。2019/04/17

ヒラP@ehon.gohon

19
緊張感のある絵本です。 あおむしが大きく、生々しく描かれているので、苦手な人もいるのではないかと思います。 車が行き交う道路を横断するという、とんでも無い冒険に嫌な想像もしてしまいました。 それだけに、さなぎになり、蝶になってはばたくシーンには感動しました。 日ごろ小さくしか見ていない生き物を、こんな視点で見てみると迫力がありますね。2023/11/25

遠い日

12
キアゲハの生態を描く科学絵本ながら、とても現実的なアオムシの冒険も重ねて描かれ、小さな世界の大きな冒険にどきどき。車がひっきりなしに走る道路を渡って、エサとなる植物のもとまで行き着けるのか、というサバイバルゲームのような印象だ。あわや危機一髪という場面もいくつか。生きるための本能に導かれて、雄々しく進むキアゲハのアオムシ。後半は蛹になって孵化するまでを精緻な絵で表現する。作者のあとがきのようなことばに、勇気をいただく。2015/01/11

いろ

9
我が家に天道生えしている柑橘木にまた大量に育つアゲハ幼虫を,7歳男児,今年は自分では育てず,遊びに来た友達にプレゼント^^; 毎日学校に葉っぱを少しずつ持って行く日々から,アオムシへの愛着が高まっているようで,表紙を見て飛びつく。CGのようなリアル系の絵。思っていたより文字はずいぶん小さく沢山。道の向こうにある餌の葉っぱを目指して,アオムシにとっては大冒険☆というお話。無事,道を渡れてよかった。1種しか食べない偏食性,角を出して防御,蛹から蝶への見事な変貌などは,物語なのにしっかり科学してる点もいい。2015/06/25

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