出版社内容情報
日本の環境問題の歴史に光を当てる本シリーズ第1巻では、江戸時代から太平洋戦争が終わるまでの時期をたどります。産業を発展させ、国を強くすることを最優先してきたこの時代、公害対策をおろそかにした例もあり、それがどのような結果にむすびついたのかを歴史とともに見ていきます。
内容説明
これまでの日本で、どんな環境問題が発生し、昔の人がどのように取りくんできたのか、時代ごとにたどってみれば、きっと目の前の環境問題の解決につながるヒントが見つかるはず。地球の未来がかかっている、今このときこそ、環境問題の歴史をふりかえってみませんか。
目次
1 いま、環境問題の時代(環境問題ってなに?;いったい解決できるの?)
2 環境問題のはじまり(江戸時代、環境問題はありませんでした;黒船来たる、日本が動きだす;明治時代、めざせ近代国家;足尾銅山鉱毒事件;明治時代の公害問題;政治も変わる、大日本帝国憲法)
3 世界の列強へ、そして敗戦(帝国主義への道―日清・日露戦争;大正時代、第一次世界大戦;昭和のはじまり、太平洋戦争)
著者等紹介
加藤三郎[カトウサブロウ]
1939年東京都生まれ。東京大学工学系大学院修士課程修了。1966年厚生省に入省し、1971年、発足したばかりの環境庁へ出向。以後、主に環境庁にて、公害・環境行政にたずさわる。1972年国連人間環境会議(ストックホルム会議)に準備段階から関わる。1973年OECD環境担当書記官、1990年環境庁地球環境部の初代部長に就任。1992年地球サミットに参加、環境基本法案の作成、地球温暖化対策などに関わったのち、1993年に退官。現在、認定NPO法人環境文明21顧問、株式会社環境文明研究所所長、日韓国際環境賞審査委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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