内容説明
もしも数がなかったら、わたしたちは数えることができるでしょうか?無限を数えることはできるでしょうか?いくつあるのか…数えることの意味を考えます。小学生中学年~。
著者等紹介
瀬山士郎[セヤマシロウ]
1946年群馬県生まれ。東京教育大学理学部数学科卒。群馬大学で数学を教え、2011年退職。群馬大学名誉教授。専門はトポロジー。数学教育に強い関心をもつ
田島董美[タジマナオミ]
1946年東京生まれ。東京藝術大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こゆ
11
小3に読み聞かせ。数の1対1対応や無限という数から、数の概念に触れる絵本。算数絵本とあるけれど、ある意味では算数以上に難しいかも。数の神秘みたいなお話が好きで、こういう本はつい読んでしまう。ネコがたくさん出てくるので、ネコ好きの子どもも楽しめたみたい。2022/06/17
shk
10
無限がわかる絵本探しの旅。数を数えるとはどういうことか?動き回る猫の数を数えるのに、首に巻くリボンの数で数える(一対一対応)。無限の部屋を持つホテルが満室になった、そこにもう一人お客様が来たら、、部屋は無限なのでまだ泊まれる。無限+1=無限(カントール)。絵本としては易しく読みやすいが、果たして概念として6歳児に伝わったか?そこはギモンだ。2024/02/11
ikedama99
5
図書館から借りた本。絵本だけど、中身はしっかりとした数学の考え方をしめしている。これだけ本格的な考え方を示しているのは、うれしい誤算。一対一対応によって、モノを数えることができることから、最後はカントールの無限の考え方にも触れている。このシリーズ、面白そう。続きも読もう。2019/12/17
リンゴ姫
4
この本、大好き。無限にある客室をもつホテルが満室のとき、一匹の猫が泊まりにやってきた。客室は満室だが、猫たちが隣に一つずつ移動すると…!そして大切なのは1対1対応。大事な数の概念を絵本で学びなおした。2013/04/21
順子
2
数えることはモノと数字との1対1対応…分かっていたけど認識を新たにしたね。猫ホテルのあたりで何かをつかみかけた気がしたけど、それはマボロシだったよ。もう一度読んでみる。2017/05/27