クジラに救われた村

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784378015163
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

内容説明

思いもよらない潮の音に、みんなが一瞬、動きを止めた。なんと、舳先から二十メートルも離れていない海面に、玉突き台ほどもある大きな黒い頭が突き出ているではないか!まさにジェイクが見せてくれたスクリムショーの絵そのものだ!「ホッキョククジラか?!」ホッキョククジラは、イヌイットの暮らす北極圏最大の動物です。イヌイットは、自然への愛と尊敬を抱きながら、何百年ものあいだ、ホッキョククジラ猟を続けてきました。しかし、十七世紀に欧米で始まった捕鯨船での乱獲、今日の油田開発による海の汚染、気候変動などでホッキョククジラは絶滅の危機にさらされているのです。

著者等紹介

デイビス,ニコラ[デイビス,ニコラ] [Davies,Nicola]
子どもの頃からあらゆる動物に興味を持ち、イギリスのケンブリッジ大学で動物学を学ぶ。英国放送協会で野生動物の番組を担当した後、動物に関する絵本、児童書を次々に発表し、高い評価を得ている。イングランド在住

ライト,アナベル[ライト,アナベル] [Wright,Annabel]
イギリスのブライトン芸術大学で学ぶ。本の表紙、挿絵のほかにも、英米の新聞や雑誌のためのイラスト、舞台背景、広告から切手のデザインに至るまで、さまざまな分野で活躍。スコットランド在住

もりうちすみこ[モリウチスミコ]
訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)、『おじいちゃんの手』(光村教育図書)が産経児童出版文化賞に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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花林糖

16
(図書館本)町で育ったイヌイットの少女スキが、曾ばあちゃんの暮らす極北の村に行くことに。クジラが一人の少年を救い村もクジラも救われたお話。作者あとがき「クジラとともに生きて」が大変興味深い。(購入)2016/01/07

Nina

2
イヌイットのお話。ボートで北極クジラのいる海にいるなんて…素敵だけど、こわいですよね。2016/10/23

林芳

0
どうしてこのような題名がついているのかと思いながら読み進めましたが、結果、この本は物語というより啓蒙書なんだと。自然環境に対する。この物語に出てくる人たちに感情移入するというより、読み終えて、さあ、あなたも何を感じ、どう行動しますか?と投げかけられているという。2022/09/11

Mano Yoshida

0
外からの影響で、生活が変わってしまったイヌイットたちが、自分たちの生活やアイデンティティーを取り戻していく話。2019/12/08

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