内容説明
火からはじまった人間のエネルギー利用は、産業革命以後、急激にふえた。当初、水車や石炭を燃やしてはたらく蒸気機関は動力として利用されたが、その後、発電にも利用されるようになり、電気のべんりさから、いっそうエネルギー消費はふえた。さらに原子力エネルギーも加わって、電力は大量につくられ、必要なだけ、安定して供給されるようになった。しかし、いま、エネルギーの大量消費には、限界が見えている。
目次
第1章 エネルギーと人の歴史(はじめて出会ったエネルギー;石炭の時代;石油の時代 ほか)
第2章 電気をつくる(なにで電気をつくってきたか;燃料となるもの―石炭 石油 天然ガス;火力発電のしくみ ほか)
第3章 エネルギーがかかえる問題(エネルギー資源はどれほど残っている?;エネルギー事例;化石燃料と温暖化 ほか)
著者等紹介
岡田久典[オカダヒサノリ]
早稲田大学環境総合研究センター主任研究員、総務省緑の分権改革会議第四分科会(エネルギー)委員、(独)科学技術振興機構社会技術研究開発センター環境・エネルギー領域チーフアドバイザー
中垣隆雄[ナカガキタカオ]
早稲田大学教授(株)東芝を経て2012年より現職。専門はエネルギー変換。博士(工学)技術士(機械部門)
嶋田泰子[シマダヤスコ]
フリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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