内容説明
子どもにも、いろいろなやみはあります。教室ではすきな子のよこにすわれない。きらいなとなりの子からはさんざん意地悪される。朝はパパのところから学校へ行き、学校からはママのところへ帰る。夕方にはまたパパのところへもでらなくちゃならない。聞いているだけでもくたびれてしまいます。そんなアンナの力になってくれる人はいないかしら。いました。つよい味方の小人さんが…。アンナの耳の奥に眠たがりやの小人が住みつきました。さびしいときや退屈なときは話し相手になってくれるし、なやみごとには手をかしてくれます。でも、おせっかいがすぎて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
timeturner
4
主人公が6歳と低年齢ではあるけれど、離婚した両親にふりまわされて困惑しているものの口に出せないでいる子どもの気持ちを巧くとらえ、ひねったユーモアを交えて解決策を提案している。苛めっ子対策も出てくるけれど、これは参考にしないほうがいい。そもそも小人がいないと実施できない。2018/10/17
Yabiku
1
小学生の時に好きだった本を読みなおしてみた。 耳に住む小人とケンカしたり、相談にのってもらったりしてるのがすごく羨ましい。 私の耳にも小人住めばいいのに。 主人公の家庭環境が複雑なのも、軽く流した感じで書いてるから重くならなくて読みやすかった。2014/09/26
um
1
小学校の頃に読んだ本。すごく好きだった。誰にも理解してもらえなかった。2006/01/03