感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
paf ❤︎
27
（内容に触れます）このラストは酷い。なんとも宙ぶらりん。そこに至るまでは、ジョエルの苦悩とママの心の軟化が織り交ぜられ、貧困家庭のペット事情も描かれており、一緒に困りながら読めたのに。児童書と言えど、物語の行方としてバッドエンドは有るが、もう一章あるのでは？私のだけ落丁？っと、ページを何度も擦り合わせちゃったよ。結末が気に入らないのではないよ。別れをどう描けばよいか悩んだ末に文字数が尽きて、読者（子ども）にゆだねるフリして原稿を渡した感じ。良いストーリーなのに残念よ。2020/12/09
にゃんこ
20
【図書館】 ウチには、オスとメス、2匹の猫がいて、 どちらも捨て猫でした。 特にオスの方は、ちょっと大きくなってきてから我が家に迎え入れたので…この物語は、とても身につまされました。 一度人間に飼われて、身勝手な都合で捨てられ、長い間苦労した生活を送っていたノラ猫。 その猫と少年ジョエルとの出会いは、運命だったのかもしれません。 この猫は、右眼をケガしています。 我が家のオス猫も、右眼が悪くて… だから尚更気になって借りて来ました。 結末は悲しいですが、私とこの本も運命の出会いだったと思います。2014/10/30
三日月の予定
1
２５年以上前だと思うが、高橋源一郎氏のエッセイ(だったと思う）で泣ける、と紹介されていて、いつか読みたいと思い四半世紀(・・;) やっと読めた。まず、泣けなかった。想像していた内容と違いすぎた。ごんぎつね、泣いた赤鬼系統とも違う考えさせる作品。賛否両論の作品で、嫌いな方はかなり過激に批判していた。夢も希望もなく、現実に寄り添い過ぎた内容になっているのは事実だ。だが、なんか引っ掛かる人には、一生忘れない作品になるのも、また事実。2021/12/26
