内容説明
いちばん高くとべるのは、だれか?鳥たちは、高くとぶきょうそうをすることになります。さあ、大空を高く高くとべるのはだれでしょう。きょうそうがおわったとき、鳥たちは、びっくりしました。
著者等紹介
グドール,ジェーン[Goodall,Jane]
1934年ロンドン生まれ。23歳のとき、幼いころからあこがれていたアフリカへ行く。60年からタンザニアのゴンベで野生チンパンジーの研究を始める。77年、「野生動物の研究と教育ならびに保護のためのジェーン・グドール研究所」を設立。子ども向けの著書に「森にうまれた愛の物語」「チンパンジーの森へ―ジェーン・グドール自伝」などがある
ライヒシュタイン,アレキサンダー[Reichstein,Alexander]
1957年モスクワ生まれ。90年からフィンランドに移り住み、フィンランドやアメリカ、ロシアの本のイラストやデザインの仕事をしている
百々佑利子[モモユリコ]
日本女子大学家政学部児童学科教授。著書、訳書は「児童文学を英語で読む」「世界のはじまり」「マリー・キュリー」「子ども・本・家族」など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
52
西洋の昔話だそうです。だれが一番高く飛べるか競争することになり、ワシの羽毛に隠れていた小さなミソサザイが上空で飛び立って勝利を納めるというもの。ミソサザイは鳥の王様と呼ばれるようになったそうです。しかし、この作者はミソサザイからワシへ感謝の言葉を贈らせます。長年の夢が叶ったのはワシのお陰だと。いい話でした。日本の昔話にも二羽の対決があります。どちらが強いか猪を倒してみることに。ミソサザイは偶然猪の鼻の穴に吸い込まれ、驚いた猪は暴走。頭をぶつけます。ミソサザイは鳥の大将と呼ばれます。こちらは勝ちっ放し(笑)2016/09/23
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
一番高く飛べる鳥は?という事で、鳥同士が競争を始める。そして高く飛べた鳥はやっぱり・・と思ったら、意外な鳥が・・。強さだけでなく、賢さが勝った瞬間であった。鳥の描写が美しく、空を飛んでいる姿は圧巻。人は助けたり、助け合ったり支え合うものというメッセージが込められている。2021/08/11
ヒラP@ehon.gohon
22
訪問読み聞かせ2022/10/12
みさどん
21
表紙絵の通り描写がきれいで、俯瞰の世界も描かれて見事。高く飛べるのはどの鳥だと競争する話だけれど、醜い争いは起きず、摂理を唱えだしていくもののようで深かった。周りと比べて生きていくことの愚かさよとね。どの鳥も素敵。2022/11/24
ヒラP@ehon.gohon
17
大人のための絵本2022/10/27
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