内容説明
太宰の文学は、あたかも青春の緑門のように若者を惹きつけ、海外にも読者が広がっている。―本書は、同じ時代を生き、ともに文学を語り、また郷里を同じくした著者が、太宰文学の本質を、清冽な友情をこめて書いた、読者と太宰を結ぶきずなであり、その文学と人間と津軽の風土への案内書である。
目次
1章 その死―もう一つの世界(太宰死す;作品への殉死;負の倫理 ほか)
2章 その故郷―津軽の風土(太宰と津軽;「思ひ出」の中の故郷;善蔵への親近性 ほか)
3章 その人―苦悩の旗手(津軽気質;太宰の性格;生れてすみません ほか)
4章 その文学―義の哀しみ(道化の生活;「父」における義;「桜桃」;家庭の幸福とは ほか)
5章 その回想―遠き面影(青森中学時代;東京大学時代;太宰への手紙;「晩年」出版のころ ほか)
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