中国文学最新事情―文革、そして自由化のなかで

中国文学最新事情―文革、そして自由化のなかで

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784377407327
  • NDC分類 920.27
  • Cコード C0395

内容説明

党の自浄作用を訴え除名された劉賓雁、文化相作家王蒙、紅衛兵運動への自省をこめて人間性を希求する戴厚英、庶民を温かく見つめる蘇叔陽など、新時代を牽引する15人の作家・詩人たち。それは、政治と苦闘し続け、ヒューマニズムやモダニズムによって個性を開花し、人びとの日常的群像を描き始める中国文学の新しい波である。中国研究で著名な京大・竹内グループが、〈転形期〉第1級の作家と作品を紹介。文革の闇が明けて燃えあがる新中国の、エネルギーと人びとの息づかいを簡明に伝える。

目次

1 政治の奔流のなかで(手錠をかけられた雷鋒=劉賓雁;22年間の沈黙の後に=李国文;文革の後遺症=劉心武;苦悩する知識人=張賢亮;辺境の光と影=王蒙)
2 新しい感性の目覚め(人間性の回復を求めて=戴厚英;醜いあひるの子の飛翔=張潔;北国の抒情=張抗抗;モダニズムの位相=高行健;鼓浪嶼に咲く憂愁の花=舒〓)
3 街かどの囁き(庶民の哀観=陸文夫;北京の風味=蘇叔陽;戦時下の少年工=〓友梅;日常性の群像=張辛欣・桑曄;残酷な季節=遇羅錦)
「転形期」の精神=結び―「堕落論」と「情欲論」

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