内容説明
経済中心の国際化によって、日本は、世界の中でいかに生きるべきかの英知を求められる転換期に直面している。そして正確な世界の情報が、求められている。かつて第二次大戦においても、正確な情報に欠けるがゆえに判断を誤り、国を破綻させた歴史をもった。今日、情報過剰ゆえに、日本人は甘い情報に誤りを犯しかねない。この本は、世界の九十余カ国を歩きまわり、民衆からトップリーダーまでの世界の確かな動向を探索してきた前衛バンカーと、憂国の文芸評論家が、日本孤立の危険を避け、安定発展を希って、「転換期の知恵」を語り合ったものである。
目次
日本の国際情報は偏っている
なぜ日本は「ノー」が言えないか
「優良子会社」でやっていけるか
米ソ共同支配の構造を解く
債務国問題と米国経済
これからはストックが鍵を握る
アメリカの本音、中国への錯覚
文明の転換期に遭遇して
人類みな兄弟ならず
天の罰に備えよ
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