内容説明
本書は、アメリカの著名な政治学者沖本教授が、ハイテク産業をめぐる通産省の産業政策と日本市場の相関関係を軸に、日本の政治経済体制の多様性と複雑性、絶えず変化するダイナミズムを実証分析。関係重視型国家・ネットワーク型国家をキーワードとして、日本株式会社論に代わるモデルを提示した研究成果である。
目次
1 市場と国家―日本の競争力を支えるもの
2 ハイテク産業推進の原動力―政策手段とメカニズム
3 通産省を支える産業システム―産業機構の特質
4 産業政策の政治学―日本の政治風土
通産省の魔法は消えたのか―結び
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- 帝政論 中公文庫