内容説明
80年代の中東と世界をゆさぶったイスラム革命の指導者、ホメイニ師が死んだ。波乱要因をかかえたままの中東は、どこへ向かうのか。ホメイニ死後のイラン、国を解体させたレバノン、サウジの内情など、中東を支配するイスラム・パワーの源泉を、戦略地政学の視点から解く。
目次
1 中東とイスラム・パワー―歴史と戦略地政学
2 イスラム原理主義―イラン革命のエネルギー源
3 オイルポリティックス―サウジアラビアの国際化
4 中東の縮図―レバノン内戦の特質
補論 中東和平を妨げる水資源問題―イスラエルのサバイバル戦略