内容説明
国内の新設住宅着工戸数は年々減少し、建設コストは高騰している。深刻な不況の中、日本の建築業界は縮小再生産のスパイラルに落ち込んでいる。海外と比較しても格段に遅れている日本の建築業界を蘇らせるには、業界全体の意識改革が必要である。旧態依然とした業界に疑問をもつ建築士、建築業界で夢を叶えたい学生も必読。
目次
序章 建築業界の現状―シュリンクする市場と喫緊の課題
第1章 グローバル市場で勝てない日本の建築業界
第2章 世界へ向けた業界効率化の切り札―BIM革命
第3章 知られざる確認検査機関の役割と現実
第4章 確認検査のIT化
第5章 日本建築界の展望―確認検査機関のイノベーション戦略
著者等紹介
吉川充[ヨシカワミツル]
アウェイ建築評価ネット株式会社代表取締役。1941年8月14日生まれ。67年日本大学理工学部建築科卒業。同年東京都交通局入局。72年8月イリノイ工科大学大学院土木学科に入学し、74年5月に修了後、サージェントアンドランディ土木設計事務所勤務。同年9月交通局復職。81年4月より、東京都千代田区営繕課長、東京都地下鉄建設株式会社計画部施設課長大江戸線環状部駅設計、財務局営繕部国際施設建設室東京国際フォーラム建築担当課長、東京都住宅供給公社事業部担当部長、同建設部長、東京都職員研修所研修担当参事を歴任し、2001年7月東京都退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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