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経営者新書
サービス残業という地雷

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  • サイズ 新書判/ページ数 163p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344997684
  • NDC分類 366.32
  • Cコード C0234

内容説明

いま会社からサービス残業を強いられて不満を溜め込んだ労働者が、未払い残業代請求の訴えを起こす例が増えている。その背景には、「過払い金請求バブル」がもうすぐ終焉を迎えることも影響している。法改正により新たな過払いが発生しないことで、彼らが次に目をつけたのが未払い残業代請求だ。今後、法律事務所が未払い残業代請求を喧伝し、労働者の意識を過剰に煽ることが考えられる。そうなると、過払い金請求のときと同じく「未払い残業代を取り返せ」という労働者の機運が一気に高まるだろう。その兆しがすでに現れてきているのだ。

目次

序章 会社を倒産させるサービス残業という地雷(未払い残業代請求時代の到来;会社を倒産に陥れるサービス残業という悪しき習慣 ほか)
第1章 サービス残業の地雷はどの会社にも潜んでいる(サービス残業という地雷はいまも爆発寸前;それでも危機意識が希薄な経営者 ほか)
第2章 未払い残業代問題の地雷原はどこか?(労働時間は就業規則で決められない!?;労働時間の管理不在がサービス残業を招く ほか)
第3章 未払い残業代請求という地雷が爆発したら?(寝ている時間も未払い残業代を請求されるという事実;ヘタな退職勧奨は社員の報復心に火をつける ほか)
第4章 サービス残業という地雷の爆発を未然に防げ(残業代支払倒産への兆候を察知する;労務管理の要諦は管理職を育てること ほか)

著者等紹介

伊藤勝彦[イトウカツヒコ]
弁護士。弁護士法人みお代表。1973年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業の年に司法試験合格。弁護士・司法書士・社会保険労務士・行政書士など総勢50名を擁する総合法律事務所の代表を務める。交通事故による後遺障害問題・企業法務など専門性をとくに要するリーガルサービスも提供している

小國佳代[オグニカヨ]
社会保険労務士。オグニ労務事務所代表。1967年生まれ。大同生命保険相互会社などを経て、1998年オグニ労務事務所開業。労働・社会保険諸法令に関する相談・指導・手続きのほか、企業風土の改善に数多く取り組む。顧客・取引先・従業員・企業などすべての人々が、ともに発展する事業展開を目指し活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

貧家ピー

1
企業風土を改善せよ、とのメッセージ。2013/10/25

woods

0
労働時間とは何かを、おさらいするために買った本。 【経営者新書】というシリーズ。このためか、管理職がきちんと管理せよ…という建前は書いてあるものの、いかに労働者の言い分を退けるかということに重きが置かれている印象。 著者は弁護士と社労士の2名、専門的見地からの記述であり、それもまた然りなのだろう。 しかし、例えば労基法の改正が目指す趣旨を達成するための現実的な解決策よりも、訴訟リスク・経済的リスクをいかに減らすかということに重心を置くのであれば、現今の労働者を取り巻く環境は改善されないのではないか。2015/09/30

TsuRu

0
薄い本ですが「就業規則にこんな条項を書けば良い」とか、「この制度を導入すればOK」といった小手先のテクニック論のみでなく、長期的対策まで書かれていて読み応えがあった。経営者・労働者双方について書かれているが、全体的にみて、経営者の身勝手な思い込みを戒めているように読めました。2011/07/15

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