内容説明
他に類を見ないほど裕福な家庭に生まれ、名門、麻布中・高校へ進学。東大を経て、日本長期信用銀行に入行。エリート街道をまっしぐらに走り続けてきた。そんな人間が、ある日突然、リストラされ、無職になったら…。生まれ持った財力の豊かさや学歴がその人間の真価にはなりようがない。むしろ、何もないゼロの状態になったときこそ、その人間の真価が問われる。人間の、人生の真価とはなんであるか。長銀リストラを乗り越え、イーバンクを創った男、松尾泰一。その人生を一人のジャーナリストが追うことで、人生の真価を探った。
目次
第1章 イタズラの天才だった―遊び心
第2章 「OK、やめるよ」で、煙草を一生絶った―美学
第3章 ボロボロのフェアレディSR―趣味
第4章 共通するのは「下心なし」のつきあい―人脈
第5章 死ぬほど悩んでやっと見える光―仕事
第6章 ひと目惚れから始まった30年―家庭
第7章 理屈ではなく、情―挫折と悟り
第8章 僕が倒れても、社会が必要とするはずだ―夢とイーバンク銀行
著者等紹介
市川徹[イチカワトオル]
1983年から全国紙で取材記者職と総合デスク職を歴任。2000年8月からインターネットを使った経済・株投資関連サイトのニュースセンター長を務め、2002年10月からフリーランスに。著名人や企業経営者のインタビュー記事を、経済誌・男性ファッション誌などに発表している。1960年生まれ、北海道札幌市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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