内容説明
神戸製鋼所に仕え、花街で暗躍した半生。すべては“鉄の家業”と郷土“脇浜”を守るためだった。
目次
序 黄昏
神戸乗馬倶楽部
幻のオリンピック候補選手
昭和二〇年の夏
小さな本家
密命の打診
児玉誉士夫の影
神鋼・尼鉄の合併成立
夜の秘書課長
虚像「島田のブンブン」
震災バブル
虚像「シマブンBBビル」
失権
名義株裁判
利他の誇り
こころの石垣
神戸の空
著者等紹介
島田文六[シマダブンロク]
昭和7年(1932)神戸生まれ。関西大学文学部卒、歴史考古学専攻。昭和39年(1964)の東京オリンピック出場を嘱望された馬術競技選手であり、平成5年(1993)のヒット曲『島田のブンブン』のモデルで、実質的プロデューサー。江戸時代後期から続く家系(島田本家)の長男として生まれ、家業である、株式会社神戸製鋼所の構内作業及び製鉄原料納入を請け負う協力会社、株式会社シマブンコーポレーション(旧・島文工業)のオーナー社長を40年にわたり務めるが、平成20年(2008)のリーマンショックによる海外巨額投資損失事件で解任。同時に、親族を含む経営幹部らに名義株の返還を否認され、オーナー権も喪失(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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