内容説明
俳句に対し高い志を持っていたにもかかわらず、若くしてこの世を去った竹下龍骨。彼は生前、数多くの作品を残していた。彼の母親である竹下しづの女もまた、龍骨の死を悼む句を多く作った。龍骨はなぜ若くして安楽死の道を選ばざるを得なかったのか、しづの女は死にゆく我が子をどのような目で見守っていたのか。竹下親子に魅了された著者が、俳句を通じて彼らの半生をたどる。
目次
序章 安楽死・尊厳死を考える
第1章 龍骨「成層圏」にみる若き才能の軌跡
第2章 しづの女 子を詠む
著者等紹介
秋山素子[アキヤマモトコ]
昭和17年、富山県生まれ。昭和48年「鹿火屋」(原石鼎創刊)入会。平成18年同会を退会。平成19年2月季刊俳句誌「まがたま」を創刊し主宰となる。句集『山幸彦の妣』(第二回文學の森俳句大賞・佳作受賞)。著書『俳人・竹下しづの女―豊葦原に咲いた華』(第二回与謝蕪村賞・受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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