内容説明
幼いころに親と死別し、親戚の家をたらい回しにされていた19歳の「少年」。よそ者扱いに嫌気がさし世話になっていた家を飛び出すが、義務教育も終えていない身では仕事もなく、公園をふらつくホームレスになってしまう。冬の寒い日、失意の中で死を考え始めた彼の前に、一人の少女が現れる。少女は少年を就職させようとあれこれ世話を焼くが―。
著者等紹介
島田裕子[シマダヒロコ]
東京都出身。1959年生まれ。高校を卒業後調理師学校、文化服装学院で学ぶ。その後、コンピューター関連企業に就職。現在は地方で暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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