内容説明
厳しい現実の先に見える、未来の公認会計士とその組織の姿とは?崩壊から原点回帰へ―。
目次
第1章 監査法人・公認会計士を取り巻く現状
第2章 監査法人の役割・公認会計士のやり甲斐とは
第3章 会計ビッグバンから始まった、監査法人受難の時代
第4章 監査法人はなぜ巨大化・官僚化したのか?
第5章 それでも三大監査法人の不祥事は続く
第6章 自由職業人を育てる組織づくりという挑戦
第7章 監査法人の未来、公認会計士の理想像
著者等紹介
小笠原直[オガサワラナオシ]
監査法人アヴァンティア法人代表代表社員。公認会計士。栃木県出身。一橋大学経済学部卒業。公認会計士第二次試験合格後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)、太陽監査法人(現太陽有限責任監査法人)を経て、2008年に監査法人アヴァンティアを設立・法人代表に就任。セミナー、執筆も多数。日本公認会計士協会実務補習所副委員長、公認会計士修了考査試験委員、慶應義塾大学環境情報学部准教授、千葉大学法経学部講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
17
行政機関で長く会計事務に携わっている。今後のキャリアパスを考慮し、会計職の最高資格である公認会計士について学びたかったので、読書。著者は中堅監査法人である監査法人アヴァンティアの代表者。2000年の会計ビックバンに始まる会計基準の変化が業界にもたらした功罪について詳細に記述しており、非常に興味深い。中でも監査法人の大規模化による有限責任監査法人化がもたらす負の効果を迫真の危機感をもって訴えており、読み応えがある。とはいえ、昨年、同法人は金融庁より行政処分を受けた。理想は分かるが、現実は厳しいと感じた。2019/06/21
みちひと
2
職業自由人としての公認会計士の在り方。最近の業界のことなどがわかり良かった。監査法人という組織の監査業界について、自分のように興味がある方にはおすすめです。2016/07/28
ぴな子
1
これからの仕事への向き合い方を考えさせられる本でした。2016/09/11
ぐっちゃり
0
監査法人の行末を準大手・中小を経験した著者の視点から予想している。内容自体は面白かったが、大法人に対してあたりが強い感じがして笑っちゃった。あと御社はインキャ会計士にはなかなかキツそうな文化が築かれているので怖かった。まあそもそもインキャくんがやっていけるような世界ではないのかもしれない。
samurai0315
0
組織の枠の中に個がするのではなく、この集合によって組織が構成される。2018/09/12