内容説明
「不動産選びの条件は?」ときかれたら、あなたはなんと答えるだろうか?利便性?周辺の環境?自然災害大国の日本で、マイホームが被災しないために、資産価値が失われないために、見極めるべきは「その土地の中身」。画期的なサービスを提供する「地盤のプロ」が提唱する不動産選びのパラダイムシフトとは?
目次
第1章 土砂災害や水害は人災である(鬼怒川の氾濫とその被害は予測できなかったのか?;目指してきたのは「地盤革命」 ほか)
第2章 これまでの不動産価格の問題点(地盤が注目されるようになったのはここ20年ほど;3つある不動産の評価方法 ほか)
第3章 不動産価格を決める新しい方法(地盤リスク=災害リスクを評価する際の注意点;地盤を考慮した評価システムの考え方 ほか)
第4章 良い土地、良い地盤は自分で選ぶ(日本列島は「大地変動の時代」に突入;「首都直下型地震」で想定される被害状況 ほか)
著者等紹介
山本強[ヤマモトツヨシ]
1966年、大阪府生まれ。証券会社、ハウスメーカーなどを経て、2008年に地盤解析専門会社、地盤ネット(現・地盤ネットホールディングス)を設立。代表取締役に就任。2012年に東証マザーズ上場。地盤業界に革命を起こす異端児として注目を集めている。2015年に40代からの起業を支援する「一般社団法人40’sエンジェル」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マーク
5
31 正当な本。地盤ネットの宣伝半分だが、論理明確で、参考になった。但し地盤保証した土地が被害にあった場合のリスクが懸念。2017/08/31
m!wa
2
地盤ネットと地盤カルテ活用したい。そもそも、土地の売買をするときに、売り手がその土地のリスクをちゃんと申告してくるような世の中になってほしいもんだぁね。2020/01/30
せいや
1
不動産選びには建物と土地に加えて地盤価格を加えるべきであるという地盤会社社長が書いた一冊。確かに地盤調査だけでは地盤会社は儲からないから、改良しなくても良い地盤でも改良工事を勧めるケースがみられる。不動産売買の際、液状化リスクなど顧客に説明する義務が課せられたり、今後地盤情報の分かりやすい形での公開が必須になってくるだろう。2016/11/07