内容説明
憲法9条、これを捨ててしまおうという風潮が幅を利かせている。「他国に攻められたらどうすんだ!?」という理由で軍隊を持ちたい理由はわからないでもない。北朝鮮とか中国といった周辺国とうまくいっていない状況で、安心材料が欲しいのは理解できないわけじゃない。ただ、自分に起こりうる問題としてリアルに考えて欲しいことが一点ある。それは、軍隊が守るのは国家であって、国民一人ひとりではないという事実だ―。幼き日、本当の“戦火”を目撃した著者が放つ、衝撃のルポルタージュ。
目次
第1章 軍は民を守るものか?
第2章 戦争に懲りた時代の賜物
第3章 普通の国になる意味
第4章 自衛官は何を思う
第5章 『映画 日本国憲法』のユンカーマン監督と語る
第6章 改憲論者と語りあう
第7章 「憲法9条にノーベル平和賞を!」という発想
第8章 人に殺人を命じるなんて、そんな馬鹿げた話はない
著者等紹介
辻内圭[ツジウチケイ]
編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライターとなる。二輪誌や情報誌、ほか各種Web媒体などで執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。