出版社内容情報
尹前大統領の戒厳令宣布にも関与
強大な権力を持ち、政治を動かす
秘密組織の全容に迫る!
大統領直轄の情報機関・秘密警察であり、強大な権力を持つ、韓国・国家情報院。
前身のKCIA、安全企画部時代には、北朝鮮に関する情報収集・工作活動を最大の任務としながらも、大統領と結託し、政敵を陥れ、民主化運動を弾圧してきた。
国家情報院として改組され、政治的中立を掲げるようになってからも、世論操作や大統領選挙での暗躍など、政治介入の疑惑は絶えない。
韓国現代史の裏側で何をしてきたのか?
予算・組織・活動の実態とは?
韓国国内でも謎に包まれた国家情報院の全容に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nnpusnsn1945
31
韓国の情報機関で、対北情報収集や、治安維持を担当している国家情報院だが、政権交代毎に内部改編が相次いでおり不安定である。反政府側に対しての不法行為が露見することもあるようだ。前身は悪名高きKCIA(イ・ビョンホン主演の映画も本書でも出てきます。)である。朴正煕政権時に誕生し、反体制派を弾圧した、日本国内では金大中事件が発生した。朴大統領が金載圭部長に暗殺された後は、全斗煥(彼もKCIA部長を経験!)政権時に国家安全企画部に変わり、金大中政権になった1999年に現在の国情院へと変わった。2025/05/28