幻冬舎新書<br> 私はがんで死にたい

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幻冬舎新書
私はがんで死にたい

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344987692
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

こう考える医師が

多いのは、なぜか?



多くの人がのぞみそうなポックリ死・老衰死は、

がん死よりよほどつらいと思います--久坂部羊(『人はどう死ぬのか』著者)



がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。

著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。

その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。

がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。

がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。序文・久坂部羊。

内容説明

がんだけは絶対に嫌だ、という人は多い。だが2人に1人がこの病気になり、3人に1人が亡くなる。著者は長年、外科医としてがん拠点病院で活躍。その後ホスピス医として3000人の末期がん患者と接した経験から医療の過剰な介入(幾度もの手術、抗がん剤)に疑いを持ち、むしろ「がん死」こそが人間に相応しいと考えるに到る。がんでも穏やかに最期を迎えるには、何をどう準備すべきか。がんで亡くなった愛妻の最期を告白し、「人ががんで死ぬ」25の実例を挙げ、死に方、終末医療のあり方を示す。名著、待望の復刊。

目次

高度進行がんになったら、手術は受けません
抗がん剤治療も受けません
体力のある間に、自分のやりたいことをします
在宅で最期を迎えるのが第一希望だが…
入院するならホスピスにします
痛みなどの苦痛は十分とってもらいます
食べられなくなっても点滴輸液は受けません
認知症になる前に依頼しておくこと
臨終に近づくときは、そっとしておいてもらいたい
安らかな死を妨げるのは最終的には心の痛み
残念でならない妻の臨終直前の呼吸苦
がんになったら、がんという病気の本性を理解しなければならない

著者等紹介

小野寺時夫[オノデラトキオ]
1930年生まれ。東北大学医学部卒業、同大学院修了。元消化器がん外科専門医、元ホスピス医。1968年、東北大学医学部第二外科専任講師時代に日本で最初に中心静脈栄養法に着手し、これが全国に普及。米コロラド大学病院で、当時最先端の肝臓移植に携わったあと、1975年から都立駒込病院に勤務。のち同病院副院長、都立府中病院(現・都立多摩総合医療センター)院長を務め三十五年以上にわたって消化器がんの外科治療に携わる。その後、多摩がん検診センター(のちに都立多摩総合医療センター)院長を務め35年以上にわたって消化器がんの外科治療に携わる。その後、多摩がん検診センター(のちに都立多摩総合医療センターと統合)所長、日の出ヶ丘病院ホスピス科医師兼ホスピスコーディネーターなどを歴任、緩和ケアに携わる。2019年10月、がんで逝去。享年89(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coldsurgeon

8
著者は、比較的よく知る元・外科医であった。世代は違う、同じ研究分野にいたために学会場で顔を見ることが多かった。本書の内容は、独断的すぎるきらいはあるが、手術や化学療法の過剰な治療は、患者の死に至る経過を悲惨なものにする。死は性の延長線の端にあるのではなく、死にまとわれるように人は生きている。死を受け入れる心の準備ができるかどうかは、元気な時の生き方に依るのだという。「がん死」こそが人間にふさわしいという考え方には賛同するが、まずは自分自身が、死にどのように向き合うかが重要だろう。2025/08/21

AKO

5
読んでよかった。親も高齢になって終活を始めているし、私自身もいつがんを発症するかわからないし読んでみた。読んでもがんにはなりたくないと思うし、夫も親も身近な人にもなってほしくないけど、もしなってしまった時の捉え方やどう過ごしていくかということを考えられた。本当に突然死よりはいいし、人間の自然現象とも思える。もしもの時はこの先生に診てほしかったな。私もやみくもな延命の治療より、短くなっても余生を有意義にそして痛くなく苦しまず過ごすことを優先したい。最後に先生の娘さんが書いていたあとがきが内容を深めていた。2025/08/16

清水勇

2
著者は2019年がんで逝去(89歳)。35年以上外科医として5000人以上のがん治療に携わった後ホスピス医として3000人を看取る。特にホスピス医として手術や抗がん剤治療が安らかな死の阻害要因である現実を実感しがん治療の問題を提起。私自身終活できる「がん」死を希望するので著者の説明に納得。しかし著者が嘆くがん外科医の患者ではなく自身の治療実績に拘る姿は、患者を実験動物として取扱うことであり患者が医師を信頼しているだけに悲劇(喜劇)に見える。高齢者は生の欲望を捨て心安らかに死ぬことを真剣に考えて欲しい。 2025/06/26

ぱぴ

1
共感できるところが多かった。2025/08/02

Taka

1
がんになるとマイナス感情のみが生まれると思っていたが 、逆に周りも 本人も死に備えることができるのが癌なんだと思った。また、自分が高度進行がんになったら、手術や抗がん剤治療は受けずホスピスで安らかに最期まで生きたいと思った。2025/07/06

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